制度・手続きについて

児童発達支援について

 秋、園探し真っ只中!

※こちらは、2021年10月に書いた記事です。

こんにちわ。やう子です。

こちらを書いているのが10月上旬、来年度の幼稚園、保育園等に探しに奔走されている方は多いと思います。

幼児期を過ごす場所、後悔はしたくないですよね。

それは障がいがあろうとなかろうと、子を持つ親として同じ気持ちだと思います。

では発達に遅れのあるお子さんはどこに通所したらよいでしょうか?

選択肢はいくつもあります。お子さんの発達状況に加え、両親の就労状況や意向、居住地によって異なりますが、こちらをご覧いただけると幸いです。

児童発達支援って?

1.児発とは?

発達に遅れのある子どもが通う、児童発達支援(以下児発)ってなんでしょうか?

障害児を保護者の下から通わせて、支援を提供することを目的とする施設

※児童福祉法第43条より

です。園生活を通して、基本動作の指導や、自立や集団適応のための訓練をします。ちなみに

の2種類があり、公営(自治体や国)と民営(社会福祉法人や企業)があります。医療型は治療もおこないます。

今回は、福祉型について書きます。

福祉型の児発は大半は遊びや日常生活を通して訓練をしますが、勉強に力を入れたり、発語訓練、運動機能、SSTなどに特化した児発もあります。子の伸ばしたい部分とマッチしている児発を選ぶのも一つだと思います。また個別タイプと集団タイプがあるので、お子様の特性に合わせても良いでしょう。

2.入所までの手順

予約 → 見学 → 申し込み(入園判定) → 契約 → 通所スタート

が通所までにかかる一般的な流れです。

これらにかかる時間は児発によって差はありますが、ある民営の児発に見学をして申し込んだら、その翌週位から通所開始となりました。空きがあると比較的早く通所できます。

公営の児発は募集や通所開始時期が決まっている事が多いので注意。また民間でも、児発は退所待ちも少なくありません。

ちなみに我が柏市が運営している児発(キッズルームひまわり)は、9~10月に募集をし、10月体験会で入園の判定、翌年2月に結果通知、4月から通所でした。若干名ですが秋入園枠もあります。

3.申し込み時に必要なもの

  • 受給者証(取得方法はこちら リンクをご覧ください)
  • 印鑑、筆記用具(契約時に記名押印するところが多い)
  • 母子手帳(成育歴が分かるのであると良い。提示を求められないところもあり)

4.入所にあたって目安にしたいところ

  • 親子ともに合うか

上に書いたように、民間の児発は遊びを通して訓練したり、体操、勉強等様々です。

お勉強系だと1時間近く椅子に座りっぱなしもあります。

子どものストレスになってしまっては逆効果です。

また母子通園だと、先生や他の親子たちとも過ごすのでママ(パパ)のソーシャルスキルも問われます(笑)

逆に分離通所、特にお預かりタイプですと、療育内容は分かりません。(※

マジックミラー等で見えるところもあります)

HP等で物凄い効能を謳っていて、実際は放置型だった…と言うこともあるので、見極めは大事です。

・どの位の時間預けたいのか

時間も様々で、1時間から、終日預かって頂ける所まであります。

保護者の息抜きをかねて利用したいのか、伸ばしたい目的があって通わせるのかも児発選びの目安になります。

療育ママ(笑)の独りよがりな奮闘記

最後に我が子やう太の幼児期の療育について書きます。

3歳で母子通園の民間児発へ通所を始め、年中新年度から公営児発へ転園。そこで2年間過ごし就学。この2か所がメインで通っていた所ですが、同時進行でほかの児発に体験含めて5~6か所位行きました(笑)

受給者証、押印だらけです(笑)

お世話になった療育で印象的だったところを書きます。わかる人には分かると思いますが、大人の事情により、名前は伏せます。

  • 大手療育A

幼児教室が母体でお勉強要素強めです。

集団と個別療育がそれぞれあり、母子分離です。

発達段階に分かれたカリキュラムを組み、1時間先生と椅子に座り対面で療育します。

内容は歌を唄ったり、フラッシュカードに字の練習や簡単な計算、知育玩具を用いたり、鉄棒などの運動など、1時間手を変え品を変えといった感じです。

フィードバックも丁寧で、保護者の要望にも対応していただけます。

  • 大手療育B

こちらは業界最大手で児発から就労まで、幅広く事業展開しています。

こちらもA同様、集団と個別療育があり、母子分離です。

活動はAと比較すると、勉強の要素は少なく、50分玩具や工作などで遊んでいました。

しかし、フィードバックの時間で気づきましたが、指導計画に沿ったカリキュラムが組まれていました。

こちらもAに劣らず丁寧なフィードバックでした。

組織が大きいので就労、就学に向けてセミナーを頻繁に行っているのも特徴です。

  • 中堅療育C

お預かり系の母子分離型集団療育です。多動他害が強く、土日もパパが仕事の為、育児疲れを起こしがちな週末に、時々利用させて頂きました。

勿論、計画支援に沿った活動などがありましたが、全体的にのんびり過ごしていた様です。

預かり時間が9時前後から最大17時位まで預かって頂ける、その上送迎までついていたのが最大の魅力でした。

※A~Cはあくまで私の感想で、批判しているものではありません。

そして、やう太はこれらの療育を就学まで通うことが出来たのでしょうか?

結果から言うと、Aは1年ほど通い途中挫折、BはAのドロップアウト後、卒園までの半年間通い切りました。Cはスポット的に利用していました。

少しでも伸ばしたい!と言う母の独りよがりな思いから、療育を転々としていました。

就学前の大事な時期、お子さんが無理なく少しでも成長出来ると良いなと思います。

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