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知的障害のある息子の手料理 〜社会情動的好奇心を鍛えちゃおう!〜

知的障害のある息子が料理をしようとしたことをきっかけに、身をもって学ぶことのできた社会情動的好奇心のお話です。

料理への好奇心

ある日の夕方、放課後等デイサービスから帰ってきた小2息子。

息子「まま、お腹すいたー」

「今夕飯作ってるからちょっと待っててね」

息子、ガサゴソとパントリーをあさり、

息子「この食パン借りていい?」←言い方 (笑)

「いいよー、食べるの?(食パンで遊ぶんじゃないでしょうね?)」

息子「このマシュマロ乗せてたべるー」

おっ?これはもしや料理につながる好奇心じゃない?

私がそう思った理由は、ちょうどこの日とねりこ勉強会「将来に向けて身につけたい社会スキルについて」で、小さい時から好奇心を養うことが大事だと学んだところだったからでした。

好奇心とは何か?

好奇心とは何か。

料理や洗濯、その他の社会スキルについて、成長して大人になってからそのやり方を教えてもその通りにはできるけどそれ以上には発展しなかったり、何か不測の事態が起きた時には対応できないということが考えられます。

そこで小さい時から好奇心を持ってそのものに触れさせておくことで、これはどうなっているんだろう?と自分で考えたり、こうしたらどうなるのかな?とやってみたり、いわゆるロジカルシンキング。自分で考えて行動する思考が育つということです。

好奇心を養うには、例えば道具を使う時にきちんとその道具を正しいやり方で使えているかが大事だそうで、車のおもちゃをブーブーと遊ぶところを、車を並べて遊ぶというのはその用途にあった使い方ではないとみなすそうです。ブーブーと遊ぶことができて初めて車のおもちゃの遊び方をマスターし、その上でさらにどのように車を動かそうか、など自分で遊びを発展させていくことができます。

好奇心を持って物事に取り組むことで、ただやり方を教わるだけよりも対応できる幅が広がるようです。

今回の息子の場合も、食パンを借りて遊ぶ、だったら用途は違いましたが(笑)ちゃんと食べるという目的だったので、これから夕飯というタイミングで甘いものはどうかと思ったけど、好奇心を高めるチャンスだー‼️と思い、了承。

レッツ、クッキング!

「乗せるのはマシュマロだけでいいの?」

息子「うーん。チョコも乗せる!」

「パンは焼く?焼かない?」

息子「焼く‼️」

息子、食パンにマシュマロ2個乗せる。

「まだマシュマロ乗りそうだけど、それだけでいい?」

息子、マシュマロ追加し、6個に。

次は、手で板チョコをバキバキと割り、食パンの上に乗せていく。

出来上がったマシュマロパンをトースターまでそーっと運び、トースターに入れて、タイマーを回す。

チーン🎵できあがりー‼️

みるからに美味しそうなチョコマシュマロパン。

息子の得意料理、ホットミルク🥛✨(コップに牛乳を入れ、レンジで1分チン🎵)を添えていただきます‼️

息子「おいしい〜🎵けど、甘いから、これごはんの後のデザートにたべるね‼️」

←こういう考え方もできるようになったのだなと感動✨

今日は自分で献立を考えて作る楽しさに加えて、トースターの使い方までマスターできました🎵

こういう小さな体験を少しずつ積み上げていけたらなと思います😊

息子「今度は食パンに唐揚げとチョコ乗せて食べるー💡」

うーん、それはどうだろう。。

written byなつめ

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